太陽光発電のメンテナンスフリーって本当??

「太陽光発電はメンテナンスフリー」

 

そのような言葉を、多くの方が聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし実際に太陽光発電を設置し、20年間の売電をしていく中で、台風や落雷などの自然災害、鳥獣による糞害や、イタズラによる機器の破損など、様々なトラブルが発生しているという事実があります。

 

はっきりと断言させていただきますが、メンテナンスフリーとは非常に安易な考え方です。20年間という長い期間、何もしないで売電収入が得られるなんて、滅多にありません。

 

「信頼できるプロのメンテナンス会社へ任せる」ことが、長期にわたる安定した売電運用への近道、いえ……必須といえるでしょう!

 

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メンテナンスの必要性

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太陽光発電所は(※1)パネルだけではなく、(※2)パワーコンディショナーや接続箱など様々な機器があり、どれかひとつがきちんと作動しないと、売電ロスへと繋がります。

 

(※1)太陽光を電力に変換する機器であり「モジュール」とも呼ばれます。太陽電池モジュールとは、セルと呼ばれる太陽電池が複数直並列に並べて一枚のパネルに必要な電圧と電流を得られるように構成したものです。
(※2)太陽光発電で発電された電気は「直流」ですが、この直流電気を売電可能にする為にパワーコンディショナーで「交流」へと変換しています。

 

太陽光発電システムは屋外に設置されており、非常に精密な機械で成り立っています。もちろん故障しても自動的には直りませんし、気付かずそのまま放置をして置くと、さらに劣化が早くなることでしょう。

 

例えば50kwの発電所で、売電価格が29円の場合、1ヶ月の売電収入は、約14万円程度になります。

仮に落雷などでパワーコンディショナーが停止し、発電が止まってしまった場合、復旧するまでの期間、売電量はゼロです。遠隔監視システムが付いておらず、そのまま気付かず1ヶ月が過ぎたら、14万円もの売電ロスに繋がります。発電所が遠方にあり、復旧までに時間を要する場合は、更なる売電ロスを招くことになるでしょう。

ですがメンテナンス契約さえしていれば、遠隔監視でエラーを発見し、即日で駆けつけてもらう事も可能です。

太陽光発電所トラブルのニュースをメディアなどで、見られた方も多いのではないのでしょうか。

トラブルはいつ、どのように起きるかわかりません。

 

やはり長期にわたり安定した運用を続けるためには、定期的な点検が重要となります。

メンテナンスで行われること

発電所オーナー様の中にはメンテナンスをご検討されていない方や、発電所が近隣にありご自身で点検をされている方もいるかもしれません。

果たしてその点検、本当に意味のあるものでしょうか?

点検した気になって重要なトラブルを見過ごしてしまうことが意外とよくあります。

 

それならば、メンテナンスのプロは一体どのような事をしているのでしょうか。

簡単にではありますが、プロの仕事を解説させていただきます。

 

目視点検

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目視点検とは、パネルを支える重要な部分、(※3)架台の点検が主になります。

架台の腐食やさび、ネジの外れ、緩みなどを確認、配線の損傷や接続箱・パワーコンディショナー外部の腐食・通気確認なども点検の項目になります。

他にも発電所全体の状況を調査し、除草やパネル洗浄など今後起こりうるトラブルに対して事前に把握する事が重要です。

 

(※3)太陽光パネルを支える役割を果たす、資材や部材の骨組みのことを架台と呼びます。太陽光発電所ではパネルやパワーコンディショナーばかりが重要視されますが、この架台が太陽光発電所を長期的に稼働させる重要な役割を果たしています。

 

電気点検

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電気点検では、各(※4)ストリングが正常に発電しているかを判定するために、IVカーブ測定と呼ばれる点検を行います。

測定のデータを分析し、正常に発電していないストリングを特定、パネルの発電量や発電状況を確認します。またパワーコンディショナーの動作チェックとして、フィルターの清掃と異音・異臭を調査します。

パワーコンディショナーは発電所の中で一番トラブルが多い機器になります。1台停止するだけで大きな売電ロスに繋がるので、正しく点検しなければなりません。

 

(※4)太陽光発電所では太陽光パネルを複数枚数並べて直列接続したものを系統「ストリング」と呼び、パワーコンディショナー毎に、太陽光パネル数枚のストリングで構築されています。

 

遠隔監視

太陽光発電所の遠隔監視は様々な種類があり、大切な発電所の発電量や発電状況をいつでも気軽に、スマホやPCで確認する事ができます。また何らかのトラブルで発電が止まってしまった場合にも、すぐに気付く事ができます。

 

駆付け(かけつけ)

太陽光発電所の場合、1つの機器にトラブルがあると、売電ロスに繋がります。

売電ロスを最小限に抑えるために、何かがあった際、すぐに駆けつける事が大切です

 

除草

野立てに設置された太陽光発電所の場合、除草対策も重要です。

草が伸びてパネルに影がかかると売電量の低下にも繋がり、ケーブルやパワーコンディショナーに絡まります。

また虫などが大量発生すると、機材内に虫が入り込むなどの思わぬ事故の原因に繋がります。

 

パネル洗浄

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屋外にある太陽光発電所は鳥獣の糞や花粉、砂ぼこりによって、パネルに汚れが付着します。

汚れを放置すると、その部分が(※5)ホットスポットとなり、発電しなくなるだけでなく、パネルの破損や、最悪の場合火災にも繋がります。

 

(※5)ホットスポットとは、落ち葉、鳥のフンなどが太陽電池の表面に付着して完全な影となった場合、その部分が発熱してしまい、それによってセル(パネルの一部分)が破損してしまうという現象です。

メンテナンスのタイミング

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メンテナンスのタイミングはいつが適切なのか?

 

既に稼働中の場合は、ただちに加入する事をお勧めします。

ある調査によると、全体の1/3相当の太陽光発電システムが1度は何らかの不具合を経験しているとの結果が出ています。そのような場合、既に売電ロスが発生している可能性があります。

またトラブルが起きてからの対応では、そこからメンテナンス業者を探し、手続きをとる事になる為、売電ロスが生じる期間が最悪の場合、1~2ヶ月程延びる可能性もあります。

 

産業用の太陽光発電所を運用する上で重要なのが、遠隔監視です。

発電所がどれ位発電しているのか、季節や天候によってどの位変わるのかなど、発電量を具体的に記録する事ができます。

ただし日々の発電量だけではなく、現地に直接訪問し、架台やパワーコンディショナーの状態、パネルの状態など発電所の状況を確認する事も大切です。

その中で除草やパネル洗浄など、今後起こりうるトラブルに対して事前に把握し、万が一トラブルがあった場合にすぐに駆付けられる体制をとっておく事が重要になります。

発電所の運用を運任せにしないために

太陽光発電所を運営するにあたりメンテナンスは必須です。

ただしメンテナンス市場に関してはまだ始まったばかりで、様々な業者やサービスが幅広くあります。20年間の長い期間、信頼して付き合いのできるメンテナンス業者を探す事が大切です。

 

『はつでん管理人』は業界NO.1のメンテナンス専門業者です。

 

※『はつでん管理人』とは、NTTのパートナー・シルバー企業として5万件以上の施工・保守を手掛ける株式会社オーエフと、太陽光発電ポータルサイトNo.1「タイナビ」を運営する株式会社グッドフェローズが共同開発したメンテナンスサービスです。

 

はつでん管理人は皆様とご一緒に、安定した売電運用を目指します。メンテナンスお悩みの際は、ぜひ『はつでん管理人』にお問合せ下さい。

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