太陽光発電所を検討する際に、購入前は設置環境やパネル、パワーコンディショナーなどを気にされる方は多いのですが、購入後のメンテナンスについてはあまり気にされない方が多いようです。

 

メンテナンスの項目の中でも、投資家様の頭を悩ませているのが「雑草対策」です。

雑草をそのまま放置すると、パネルへの影の影響、虫や獣害、メンテナンスを行う際の困難化など、売電収入を損なう恐れがあります。

 

産業用太陽光発電所を設置する場合、遊休地や空き地、また使用されていない農地などに設置する事が多く、設置後に雑草が生えてくることがあります。雑草対策の方法は様々です。

雑草対策でお悩みの方は是非ご一読いただき、ご参考になさってください。

 

 

雑草でのトラブル事例

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雑草は風で種子が飛来してくるので、太陽光発電所設置してすぐは少なくても、生え始めると一気に成長します。太陽光発電所で雑草を放置していると、どのようなトラブルがあるのかまとめました。

 

 

雑草による発電量の低下

雑草は放置すると、背の高いものだと太陽光パネル以上の大きさになります。近くに太陽光発電所を設置しているのであれば、こまめに見にいくこともできますが、遠方の太陽光発電所の場合はそう簡単にはいきません。

 

雑草の成長は著しいので気が付いたら太陽光パネルに影を作り、発電量を下げていたという事態もあり得ます。

 

 

雑草を放置すると倒壊の危険も

雑草を放置すると太陽光パネルに覆いかぶさり発電量を下げるだけではなく、配線に絡みつきショートさせたりします。最悪の場合は火災に繋がる恐れもあり十分な注意が必要です。

またフェンスにまとわりついた雑草影響で雨風を強く受けフェンスが傾き、いずれは倒壊してしまう危険もあるのです。

 

 

虫や鳥獣の被害

草が生い茂ると虫が集まって増加し、それに伴い虫を狙って鳥が集まってきます。

パワーコンディショナーの中に巣がつくられたり、虫を目当てに集まってきた鳥たちの糞害によってパネルを汚され、発電量が低下する事もあります。

 

 

忘れてはいけないご近所トラブル

雑草が生い茂った後に雨が降ると、水はけが悪くなり虫が大量に発生します。また雑草が放置され高さが人の身長を超すようになると、視界も悪くなり防犯などの観点から近隣住民からクレームが発生するというケースも珍しくありません。

 

 

雑草の生い茂る太陽光発電所において、十分な雑草対策を行わないと太陽光発電所が本来の力を出し切れず、初期投資の回収期間が長くなります。

20年間の安定した売電収入を望むのであれば、適切な雑草対策が必要です。

 

 

 

雑草対策の方法

代表的な雑草対策は、次の通りです。

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防草シートを貼る

シートを敷き太陽の光を遮る事で、雑草が育つのを防ぎます。土地にシートを敷く事自体は、自分で設置することも可能です。

ただしシートを突き破ったり、シートの隙間などから草が生えてきたりすることがありますので、定期的にメンテナンスが必要です。

 

 

砂利を敷く

砂利を敷く事で、植物の成長を抑制します。初期コストは安く済みますが砂利単独では効果が薄く、防草シートとの併用が薦められています。

 

 

コンクリートで使用する

コンクリート使用し植物が生えないようにする方法です。施工業者への手配や、材料費もかさむので費用は高くなりますが、確実な方法です。

ただし太陽光発電所の土地を賃貸借契約している場合は、契約が終了した際に撤去費用が発生することもあるので注意が必要です。

 

 

除草剤をまく

除草剤は手軽に入手でき価格も安価です。

薬剤によって効果が異なり、ものによっては数週間~数か月おきに散布する必要があります。ただし近隣で田畑や植物を育てている方がいる場合など使用にあたっては十分な注意が必要です。

 

 

草刈をする

自らが自力で刈ることで費用を一番安く済ませる事ができます。

手で草を抜いたり、草刈機を使ったりと比較的に簡単に行う事ができますが、発電所が近くにないと毎日通う事は難しいのが問題です。

 

 

動物を飼う

最近ニュースなどで目にする草食動物を使った防草対策になります。

ヤギや羊、エミューなどを飼う事で雑草を餌にする方法です。生き物なので飼い方を覚える必要があり、ただ野放しにすればいいという訳ではなく、専門的な管理が必要となります。

 

 

クローバーなどの種子植物をまく。

除草・整地後にクローバーなどの種を播き、雑草が生えてくるのを防ぎます。

種をまくだけなので比較的簡単に行えますが、植物のため順調な生育のためには雑草管理など定期的な管理が不可欠です。

 

 

太陽光発電所での雑草対策には様々な方法があり、効果や持続時間、コストもそれぞれ違いがあります。土地の状況や周囲の環境によって対策は異なりますので、個人判断はせずに販売店やメンテナンス業者と相談して決定されることをおすすめします。

 

いずれにせよ、生い茂った雑草には何かしらの対処法を考えておくことが肝心です。

 

 

まとめ

新たに設置する太陽光発電所では、最初に雑草対策を考慮しているところが多いです。

しかし既に太陽光発電所を運用している場所で雑草が生えている場合、効果的な対策を取る必要があります。

 

しかしながら専門ではない業者に依頼するとかけた費用があとで無駄になってしまいますので、ぜひともメンテナンスのプロフェッショナルに相談されることをおすすめします。

 

雑草対策方法は雑草の種類架台の高さケーブルの配管方法により変わるため、オーナー様の太陽光発電所に最善なご提案をいたします。

はつでん管理人ではメンテナンスと除草をセットにしたお得なプランも設けております。

 

まずはお気軽にご相談下さい。

http://www.solar-manager.jp/

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